第4期の経営方針発表会を行いました。
枠のブログをご覧いただき、ありがとうございます!
枠の広報担当・ナカタです。
2024年6月21日、株式会社枠は第4期を迎えました。枠では、毎年創業日前後に全社員参加のもと「経営方針発表会」を開催しています。今回のブログでは、今年の経営方針発表会の様子をお伝えします。
第3期のふり返りからスタートした「第4期 経営方針発表会」
今年の経営方針発表会は「プロデュース事業部」「ワークショップ事業部」「リサーチ事業部」各事業部の第3期のふり返りからスタートしました。
3期より、弊社は「文化の制作会社」というコンセプトを打ち出しています。文化とは共通する行動や考え方のことを指し、「企業のビジョンや行動指針を周囲にも価値として伝わる形に整形し、伝え、広げて、後世に残すための制作物を作る会社」であることを発信しています。そして、枠ではさまざまな制作のために、社内に3つの事業部を設けています。
■プロデュース事業部
プロデュース事業部はクライアント企業に対する文化醸成のためのコンサルティングを行う部署です。第3期はサービスの定型化を目指し、クライアントの状態管理のツール開発をおこなったことで、定例ミーティングのタイムパフォーマンスが向上。今期のKPI達成率は売上148%、粗利173%を記録しました。
■ワークショップ事業部
ワークショップ事業部は、チームビルディングや社内文化醸成のために、クライアント企業に必要な体験や、互いの価値観を知る時間を生み出すためのワークショップを制作・実施する部署です。第3期、本事業部では26回のワークショップを開催しました。来期からは、クライアント企業の課題解決に向け、より多くのメニュー構成で多くの専門家と共に運営していく方針です。
■リサーチ事業部
リサーチ事業部はクライアント企業の課題・価値の根源調査や、課題・価値の記録を行う部署です。第3期はクライアント企業に向け、「観察」をテーマに動画編集のレクチャーや社内ラジオ作りの援助、地上波のニュース番組制作など、媒体を問わずコンテンツ作りに尽力しました。
関係・環境資本の変化についてのふり返り
続いて、枠をとりまく関係・環境資本の変化についてふり返りを行いました。
まず、第3期は2023年11月に福岡在住のリモート社員を1名、採用しました。居住地を問わず、リモートで勤務する社員の採用を推奨していて、本採用でリモート社員が2名に増えました。
新たな出会いの一方で、同月の11月に取締役が1名退任、翌年6月には社内で飼っていた亀の亀太郎が息を引き取るなど、創業期から支えてきてくれた仲間たちとの別れもあった3期目となりました。
関係・環境資本を増やすための実績も多く残せた年度でもありました。昨年10月には、枠が入居するWRAPビルの他テナントや、周辺地域のお店を巻き込んだ「久シン祭 23’」を開催しました。今年2月にさまざまなジャンルのクリエイターが交流するための「クリエイター飲み会」を開催し、15名の参加者が集まりした。
夏と冬には、1回ずつ研修を実施しました。夏の研修会では滋賀県大津京にある屋内・屋外バスケットボールコートを併設した飲食店「SG−Park(エスジーパーク)」に赴き、「自分の知識を誰かに教えること」をテーマにした研修を実施。冬は福岡県糸島にて、カラクリワークス株式会社 代表 後原宏行さんのアテンドのもと「地域コミュニティの観察」をテーマに研修を行いました。
今年1月には、オフィスに新たに本棚を設置しました。枠が大切にしている「経済資本」「関係資本」「環境資本」のうち、関係資本(会社と人の関係を表す指標)と環境資本(職場環境や文化の状態を表す指標)が集まっている本棚なので、オフィスを訪れた際は是非一度、本棚を覗いてみてくださいね。
本棚について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
第4期のビジョンについて
続いて、今期掲げる目標やビジョンについて、役員から発表がありました。
まず一つ目は「トモダチを増やす」という目標です。枠では、役員や社員の個人的な交友関係から、会社内で多くのメンバーが繋がりをもつ関係に発展するケースが多々あります。関係資本が強い会社というのは、すなわちそういった「仲間(トモダチ)との関係性がよい(広いくて深い)会社」という役員たちの考えに基づき、今期からはいろんな関わりをもつトモダチを意識的に増やすことを目標に設定しました。さらに、トモダチを紹介するWebページも公式サイト内に制作予定です。
二つ目は「真似される指標を作る」という目標。枠は「三資本」(経済・関係・環境)をはじめとした、一般的な企業とはちがう指標で、企業価値を図る文化を持っています。こういった文化を真似される(=今の社会で必要とされる)ことを目指し、今後も指標・事業・文化を作ることを目標としました。
最後に、今期から大きく変化する枠の社内体制について発表がありました。現在、「プロデュース事業部」「ワークショップ事業部」「リサーチ事業部」で運営している枠ですが、来年1月からは以下の事業部に構成が変わります。
・ワークショップ事業部
・コミュニケーションプラットフォーム事業部
・PR事業部
まず、クライアント企業にあったワークショップをご提案し、課題を発見。そこから、課題解決のためのコミュニケーションプラットフォーム(あらゆる利害関係者とのコミュニケーションの拠点)を制作することで、企業のPRにつなげる。それぞれに専門性を持って、各企業をプロデュースする組織を目指します(これらの詳細についてはまた後日、別のmemoでご紹介させていただきます!)。
まとめ
前期のふり返りに始まり、今期からのビジョンや大きく変化する企業体制など、役員たちからいろんな話題が飛び出した2時間でした。
社内の体制が大きく変わる今期も「良い人間関係を生みだされた、お金が良い職場環境に還元されて、環境が良い人間関係に返ってくる循環を追求したい」という役員の志気が多く語られ、最後は社員全員が今期の意気込みを発表し、会は幕を閉じました。
第3期経営方針発表会の様子をお伝えしたmemo では「なりふり構わず走り抜けた1年目、実験と混乱を積み重ねた2年目を超えて、3年目の枠は強い地盤作りの年(になると信じたい)」との記述がありました。それを踏まえ、第4期は「強い地盤の上で多くの気持ちいい人たちと祭をしたい」とのこと(by役員・白井さん)。
第4期も、新たな体制でスタートする株式会社枠をどうぞよろしくお願いいたします!