【枠の主婦スタッフ対談】育児や家事、そして仕事を両立させる「働き方」って?

枠のブログをご覧いただき、ありがとうございます!
枠の広報担当・ナカタです。

2020年に発生したコロナ禍によってリモートワークが一般的になり、以前より多様な働き方が認められる社会になりました。枠社内でも、リモートワークは日常的に取り入れられています。

じつは私も、基本的にオフィスには出社しないリモート社員として、枠で勤務しています。2児の子供がいる主婦兼母親兼社会人として、リモートワーク可の制度を思いっきり使いこなしてます。

私にとってのリモート勤務の利点は「家族との時間を大切にできる」「家事や育児と仕事を無理なく両立できる」ことですが、他の社員の皆さんがどんな働き方をしているのかまでは今まで気にしたことがありませんでした。

そこで今回は、私と同じく主婦社員のらっぴーさんと対談を行い「主婦社員の働き方」についてご紹介したいと思います! 



主婦社員二人が、完全リモートな働き方について対談!

らっぴーさん(本名:森久惠)(33歳)
・福岡在住のフルリモートスタッフ
・2児の母親
・大学卒業後はアパレル業界で店舗ディスプレイやインテリアに携わる
・現在は枠にてライターとして勤務。プレスリリースの作成などを中心に行う

ナカタ(33歳)<この記事を書いている人>
・大阪市在住のフルリモートスタッフ
・2児の母親
・過去には新聞社や編集プロダクションなどに勤務
・現在はフリーランス兼枠スタッフとして、枠ブログのライティングなどを行う

ナカタ:らっぴーさん、お疲れさまです! 本日はよろしくお願いいたします。今日は息子さんもお家にいらっしゃるんですよね?

らっぴー:はい、たまに映り込むと思います(笑)。よろしくお願いいたします。

ナカタ:らっぴーさんにはお子さんが二人いらっしゃるんですよね。お二人とも自宅保育ですか?

らっぴー:いえ、上の子は5才なので幼稚園に通っています。下の子は自宅保育中なので、基本は子どもが寝ている時間と、たまに夫や夫の母に見てもらいながらリモートワークをしています。

ナカタ:なるほど。我が家は上が2才、下がまだ6ヶ月で二人とも自宅保育中です。たまに家がカオスになるので、幼稚園はうらやましいです(笑)。らっぴーさんは枠ではどんなお仕事をされてるんですか?

らっぴー:主にプレスリリースの作成を行っています。一週間のうち、合計10時間の出勤で、大体1ヶ月に2〜4本くらい、プレスリリースやインタビュー記事の作成をしています。

ナカタ:ライターとして勤務してるんですよね。私も同じくライターとして勤務していて、主に枠の自社ブログ記事を書いています。週5時間の出勤で、1ヶ月につき1本のペースでライティングしています。らっぴーさんは現在、お仕事は枠での勤務のみですか?

らっぴー:いえ、フリーランスの仕事も受注しています。

ナカタ:そこも私と同じですね。枠の勤務がある日の一日のスケジュールって、どんな感じですか?

左:ナカタ 右:らっぴーさん。それぞれの出勤日のスケジュール。

らっぴー:一日のスケジュールは、大体こんな感じです。

ナカタ:えっ!? 朝の4時半から出勤してるんですか!? 朝市とかと同じ出勤時間……。

らっぴー:友達に「海外の時差出勤の時間じゃん」って言われています(笑)。家族が起きる前に仕事を済ませる感じですね。

ナカタ:比較すると、私の朝8:30起きが恥ずかしいな……。言い訳すると、下の子がまだ生後6ヶ月で夜中の授乳で何度か起きるから、早起きできないんですよね。でも、私もらっぴーさんを見習って、朝活してみたい気持ちになりました。

らっぴー:朝が早いぶん、夜に早く寝ないと身体がもたないんですけどね……。たまに夜起きていられたら、夫と映画を見たりおしゃべりして過ごしています。

ナカタ:子供がいると、夜ぐらいしか夫婦で話せる時間って取れないですよね。いや、それにしても思っていたより変則的な働き方をされてるんですね。

らっぴー:そうなんです。昼間は子供たちと過ごすことを最優先したいので、こういう働き方を受け入れてもらえるのはすごくありがたいです。

ナカタ:私はらっぴーさんと比べると全然平凡な時間に勤務しているんですけど、現在は週2日程度、お昼の2時間半を枠での勤務にあてています。私の場合、フリーの仕事の比重が大きいため、枠ではリモート勤務をさせていただくことで出退勤の時間を省いて、すぐに次の仕事や家事に移れて助かっています。


「家族との時間を大事にできる」「社会と関わっていられる」主婦にとってのリモート勤務の利点とは

公園で仲良く遊ぶ姿が微笑ましい、らっぴーさんの長男さんと次男さん

ナカタ:現在、フリーランスとしても別にお仕事を受注されているとのことですが、枠で勤務することになった理由を教えてください。

らっぴー:すごくかいつまんで言うと、知人のツテで枠からフリーランスとして仕事を受注するようになって、2023年11月からはスタッフとして勤務するようになりました。

フリーとして受注していた仕事は、あらかじめ「こういう風なものを作ってください」という指示を受けて、それを形にするという流れだったんですが、将来的にはもっと仕事の源流の部分から関わるような働き方がしたくて、スタッフになりました。

ナカタ:というと?

らっぴー:「フリーランスで短時間」という働き方だと、枝葉の部分のお手伝いという感覚でした。同じ短時間の勤務でも、会社に所属していればさまざまな発端や案件の交差が見えるので、案件の全体像が掴めます。

そういう感覚を持っていた方が、子供たちが大きくなって仕事にあてられる時間が増えたときに、スムーズに案件の幹から関われるような働き方にシフトできるんじゃないかと思って。将来的には企画の立案など、もっと根底から案件に関わるような働き方がしたいと思っています。

ナカタ:確かに「フリーランスで短時間」という働き方だと、そういった感覚は鈍ってしまうのかもしれません。

らっぴー:でも、現実問題として働ける時間が長くないので、どこかで社員になるというのは厳しいかな……と考えていました。なので、枠から「短時間でも社員として働ける」とお声がけいただいたときは嬉しかったですね。

ナカタ:毎月、社員として固定のお給料があるというのも魅力的ですよね。私の場合は、家庭がある・ないに関わらず、そもそも決まった時間に週5日出勤が原則の「会社員」の働き方がすごく苦手で……。学生時代から万年帰宅部で、集団行動も苦手だし(笑)。だけど、やっぱり毎月ブレない固定の月収があるというのは魅力だなあと感じます。


らっぴーさんも私も、男児2人の母親です

ナカタ:ほかに、現在の働き方で得られるメリットって何かありますか?

らっぴー:やっぱり一番は「子供達との時間が多く取れること」ですかね。

ナカタ:スケジュールを拝見しても、めっちゃしっかりお子さんと遊ばれていますよね。一日の中で、「公園」時間の割合がすごく多い(笑)

らっぴー:外での時間以外にも、長男と次男の「やりたい・行きたい」を一つでも多く実行することに情熱を注いでます(笑)。二人とも料理が好きなので、長男が幼稚園から帰ってきたら2時間かけてコロッケを一緒に作ったり。


とある日の長男さん。空港にて

ナカタ:早朝に働きながら、ここまでしっかりお子さんと向き合う時間を取っているのはすごいですよね。私もらっぴーさんと同じく、家族との時間を重視したくて現在の働き方を選択しているので、同じ感覚で嬉しいです。

らっぴー:保育園は早いところだと生後3ヶ月から入園可能だから、子供たちを預けてガッツリ仕事復帰することも出来たんですけど、私にはこの働き方があっていると感じますね。

ナカタ:完全に同意です! 我が家は夫もクリエイターで在宅ワーカーなんですが、仕事をしながら家族と過ごせる今の生活がすごく理想的です。

私の場合、ごはんを作るのが実益を兼ねた息抜きみたいな感覚だから「仕事が忙しくて、毎日買ってきたお惣菜しか食べられない」という生活は避けたかった。まあ、フリーの仕事も詰まっている日は手抜きなごはんになるんですけど……。

らっぴー:あるあるですね。やっぱり、家事と育児と仕事を両立させるのって大変ですよね。



料理はストレス解消にも一役買ってくれます

ナカタ:主婦業と仕事を並行して行う中で「これが辛かった」みたいなエピソードってありますか?

らっぴー:枠での仕事ではないんですが、他の仕事でダメージを受けたときに、回復するのに時間を要したことですね。起きている間はほぼノンストップで「誰かのこと」をしているので、なかなか自分のストレスやダメージを解消するタイミングがなくて。

ナカタ:わかるなあ……。自分一人だと、一日休暇があればリフレッシュやリカバリーに時間を使えるけど、家族がいると「自分の時間」なんてないも同然だから(笑)。そんな毎日の中で、心も身体も折れてしまわないようなうまい匙加減が必要になってきますよね。

らっぴー:仕事もそうだけど、家事も育児も「今、疲れてるから」で放棄できないですからね(笑)。でも、子供たちと一緒にいられる時間を長く取れる今の生活は私にとってはかなり理想的で、そういう意味では「しんどいな」と思うことはほぼないです。

ナカタ:たしかに私も、リモートで勤務させてもらってることもあり、慌ただしさはあるけど家族との時間はしっかり取れています。私はもともと、枠では週4日の1日5時間勤務していたんですが、下の子の妊娠をきっかけに勤務時間を1/4に減らしてもらったんです。

らっぴー:もともと今の働き方(週2日の1日2時間半勤務)をされてるわけじゃなかったんですね。

ナカタ:そうなんです。家族が増えたしフリーランスの仕事もしたいしで、以前の働き方を継続するのは難しくなったので、勤務時間を大幅に減らしてもらったんですが、柔軟に対応してもらえてすごくありがたかった。現在も、子供の体調不良などイレギュラーなことがあった場合は、すぐ会社に相談して臨機応変に勤務時間を変更させてもらっています。

らっぴー:家族がいると予想外のトラブルがあったりしますね。トラブルが起こったときにすぐ相談できる労働環境は私たち主婦にとって必須条件というか、逆にいうとすぐに相談できないような環境では働けないですよね。

ナカタ:上司に家のことを相談できないような、ギスギスした職場に勤めていたら……と思うと、考えるだけで憂鬱になります(笑)。毎日大変なこともあるけど、らっぴーさんと同じく、理想的な環境で働けていると思っています。

らっぴー:私は福岡に住んでいるので枠のオフィスに行ったことすらないんですが、slackを使って密にコミュニケーションが取れているので、ナカタさん同様、困ったことがあればすぐに相談しています。

ナカタ:勤務先と居住地が離れていることで、何か不安はあったりしますか?

らっぴー:物理的な距離はあるけど、心理的な隔たりは感じたことがないので不安なく働けていますよ。今はリモートワークがめずらしくない社会になってきているし、距離が近くても風通しの悪い会社で働くより、気軽にいろんなことが相談できる遠方の会社で働く方が、心理的な不安は少ないと感じています。


いろんな可能性を模索して、育児と仕事の両立を実現したい。主婦スタッフの今後の人生プラン

ナカタ:らっぴーさんは出産の前後で、長期の産休は取られたんですか?

らっぴー:いえ、フリーランスだったので「産休」という休みは取ってないです。休めば休むだけ収入も減ってしまうので……(笑)。「少しでも休んだら生活がやばい!」というわけでもなかったんですが「できるし(仕事を)やっとこうかな」という感覚で、産後もわりとすぐ仕事に復帰しましたね。

ナカタ:私も同じです。フリーランスの場合、長く椅子を開けることの不安はかなり大きいですよね。「休んでる間にフリーの仕事がなくなったらどうしよう」とビクビクしてました。そういう点でも、白井さんは「復帰できるようになったら連絡して!」という感じで、復帰を待っていてくださったのが嬉しかったです。

らっぴー:会社員の方は産休が明けたら元の職場に戻れるけど、フリーランスの場合はなんの保証もないですからね……。

ナカタ:らっぴーさんはずっとフリーランスとして働かれているんですか?

らっぴー:いえ、大学卒業後は東京の会社に勤めて、店舗ディスプレイやインテリアの仕事をしていました。結婚を機に会社を辞めて福岡に移住した25歳からフリーランスになり、2年くらい前からライターの仕事を始めました。

ナカタ:なるほど。私は約12年前に新聞社で契約社員として働きだしてから、編集プロダクションや制作会社での正社員勤務でライター業を経て、途中何度か無職も経験して(笑)、コロナをきっかけにフリーランスになりました。

らっぴーさんみたいに、異業種での勤務経験もあるのは羨ましいです。将来的に、前職の仕事(インテリアデザイン)に復帰する予定はないんですか?

らっぴー:今もお話があればそういう方面の仕事もお受けしていますが、稼働時間的に、基本的にはライターの仕事をメインに続けることになると思います。東京に住んでいたときはコピーライター養成講座に通っていたこともあるので、以前に経験があるコピーの仕事も増やしたいですね。

ナカタ:私は編集の仕事しかしたことがないので、ゆくゆくは異業種の仕事にもチャレンジしてみたい好奇心もあります。「人生100年時代」の今は副業や兼業が一般化しつつあるので、現在の仕事も含めたいろんな仕事と、家事や育児を両立できるのが将来的な理想です。基本が怠け者なんで、実現できるのかはわからないですけど……!

らっぴー:今は母親も仕事をしている共働き家庭が多いので、大変なこともあるけど、いろんな可能性を模索できるのは嬉しいですよね。今後も子供の進学といったいろんなターニングポイントがあるけれど、その時その時で自分にとって最善の選択を取って、仕事を続けていきたいです。

ナカタ:お互い、「働く主婦」としてがんばりましょうね! らっぴーさん、本日はありがとうございました。


まとめ

「共働きが当たり前の世の中」といえど、自分以外の主婦がどんなふうに仕事をしているかは案外知らないもの。今回の対談で、私と同じく働く主婦のらっぴーさんがどんなふうな生活を送っているのか、詳しく知ることができました。

社会人としての自分と、家庭での自分。二つの生活を両立させるためには大変なこともありますが、自分に合った働き方や自然なコミュニケーションができる会社に勤めることで「気持ちよく働くのは難しいことではない」というのがよくわかった対談でした。

枠では今後も、一緒に働ける主婦の方を募集しているので、今回のブログを読んで興味を持たれた方はぜひご一報ください! 今回も枠ブログを読んでいただき、ありがとうございました。

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